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がん治療における医療費について

最終更新日:
2025/07/23
情報提供者:Hatch Healthcare

がん治療は長期化するものもあり、想像していた以上に医療費が生活の負担になることがあります。 

このような不安を緩和するために、医療機関で実際にかかる費用とそれを支える仕組みについて簡単にご紹介します。 

桜井 なおみ 先生

一般社団法人CSRプロジェクト 代表理事、キャンサー・ソリューションズ株式会社 代表取締役社長​

目次

がんになるとかかるお金について

治療費について

がん治療においては、基本的に、検査費、診察費、入院費などさまざまなコストがかかることが知られています。

検査費

検査費は、患者さんの健康状態やがんの種類や広がりを評価するために行われる採血検査や画像検査などにかかる費用です。精密機械を用いた検査となるため、数千円から数万円かかる場合もあります。

診察費

診察費は、がんの専門医や主治医に初診で診察してもらう場合や、検査結果、治療方法などを決めるための主治医との面談にかかる費用です。

がん治療をした後、がんの病巣が再発していないかどうかをチェックする定期的な血液検査や画像検査を行う期間は、部位や病状によって異なりますが、数年間必要になる場合もありますので、その間は諸々の検査や診察にかかる費用が発生すると考えておきましょう。

治療費

がん患者さんにとって費用負担が大きくなるのが、手術治療や放射線治療、薬物療法にかかる費用です。

入院費

手術や検査のための入院にかかる費用です。がん患者さんの健康状態や病状の程度によっては、主治医の判断で、外来通院ではなく、入院してがん治療を行うケースもあり、その場合は、別に入院費用がかかります。

差額ベッド代

通常、入院費については、入院日数が長くなればなるほど高価になり、自分だけの個室や2人部屋などの少人数の病床ルームを希望した場合には、健康保険が適用される入院料とは別に差額ベッド代などによって費用負担額が変化します。

術前補助療法について

がんを小さくしたり、目にみえない小さな転移を消すために手術の前に化学療養などを行うことがあり、これを「術前補助療法」といいます。

術後補助療法について

主治医の判断によって、がんが再発するリスクが心配される場合は、再発を予防するため、手術の後に、薬物療法や放射線治療など、追加の「術後補助療法」が行われることがあります。

術後補助療法の期間は人によって異なりますが、数ヶ月程度に及ぶこともあります。乳がんに対するホルモン治療では、10年前後に及ぶケースもあります。

がん治療開始後、5年間から10年間かけて、がんの再発を疑う所見が認められなければ、治療が完了した以降は基本的には経過を観察するのみになります。

近年では、がん治療の一つとして、がんの特徴に応じた治療を選択するようになっています。中でも代表的なものが「分子標的薬」です。分子標的薬は、特定のターゲット(がん)を狙い撃ちする治療ですが、開発コストがかかるため、治療費が高くなるのも特徴です。

治療費以外にかかるお金について

リハビリテーション費用について

がん患者さんの状態によっては、がん治療を行っている期間、あるいは治療が終了した後に、日常生活における動作能力を改善するためのリハビリテーション治療が必要になる場合があります。

例えば、咽頭がんの患者さんでは発声練習、食道がん術後の患者さんでは、食べ物を飲み込むリハビリテーションを実施する場合が想定されます。

医療従事者とともに行うリハビリテーション治療が重要であるのと同様に、がん治療後も、できるだけ身体を動かすことを心がけることも重要と言われています。

医療機関で行うリハビリテーション治療には、費用が必要となることもあります。なかには、公的な医療保険が適用できない場合があり、例えばリンパ浮腫に対するリンパドレナージ、弾性圧迫療法などの治療内容や装具の購入に関しては、あらかじめ適用となる患者例の条件が決められています。

正確な情報を知りたい際には、専門の医療機関で十分に説明を受ける必要があるでしょう。

相談できる場所について

がんに罹患すると、その病気や専門治療の内容のみならず、医療費のことも当然気になります。

がんの治療に関連する費用には、診察費、検査費、入院費などさまざまな種類がありますし、人によっては長期間に及んで、費用負担がかかるケースもあります。

がん治療を開始するにあたって、公的な社会保障制度や自治体の助成金など、医療や生活を支える仕組みを知っておくことが大切です。

社会保障制度は、ひとりひとり、所属する健康保険組合によって対象や内容などが異なり、複雑です。また、最近は、住民票がある自治体ごとにもがん患者さんを対象にした助成金制度があるケースも増えてきています。

「治療費はどのぐらいかかるのかな?」「仕事は続けられるのかな?」「どんな介護サービスがあるの?」など、わからないことがあれば、「がん相談支援センター」を利用しましょう。

突然の告知は、心にも大きな影響を与えます。「子どもにどうやって病気のことを伝えたらよいのか」「気持ちが落ち着かない」など、気持ちの変化についても相談することができます。

がん相談支援センターは、患者さんだけでなく、ご家族や、その病院に通っていない地域の方々など、どなたでも無料・匿名で利用することができます。

ご本人だけではなく、ご家族のことも無料で相談できますし、自分が通院していない病院でも相談を受けてくれますので、気軽に足を運んでみるとよいでしょう。

また、気持ちのもちようや生活の工夫など具体的な対処方法は、がん体験者のほうが知っていることも多いです。

がん体験者が集うサロンなども病院内にありますので、訪ねてみるとよいでしょう。

サポーターからのひとこと

がんと疑われてから、がんと診断されるまでにも、いくつもの検査をしなければならず、医療費のことが頭をよぎることと思います。そして、いざ治療となると医療費だけでなく、仕事を継続できるのか、仕事を休んでいる間は収入がなくなるのではないか・・などと、ご心配になられるのではないでしょうか。

そのようなときに、さまざまな支援制度のなかで、あらかじめ「これが使える!」とお知りいただくことで治療を受ける際の安心感につながることかと思います。

「自分の場合は何がつかえそうな制度はあるかな・・」「どこに相談すれば教えてくれるのかな・・」などお考えの際には、ぜひ私どもにお電話ください!

がん相談サポートがご紹介するサービス

さまざまなお悩みの解決をサポートする各種サービスを案内します。無料または優待価格でご利用いただけるサービスも多数ありますので、気になるサービスがありましたら、よりそうがん相談サポーターへお問い合わせください。

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提供:Cancer Work-Life Balance合同会社

がん経験者である事務所代表が、自らの経験やこれまでの支援実績を元に、社会保険労務士として障害年金請求の支援・治療と仕事の両立のための支援制度などの情報提供を行います。障害年金の相談は、オンラインにて1回あたり最大1時間受け付けています。

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